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はなさかじじい 1/6

 むかし あるところに、おじいさんと おばあさんが すんでいました。

 あるとき、おばあさんが びょうきに なってしまいました。でも、びんぼうなので、くすりを かう おかねも ありません。

 「こまったなあ……。」

 おじいさんが ためいきを ついていると、

 わんわん!

 わんわん!

 うらの はたけで、しろの なく こえがします。


 「これこれ しろや、なにを そんなに さわいでいるんだい?」

 
 しろは おじいさんを みると、

 わんわん!

 わんわん!

 さっきよりも、もっと おおきな こえでほえながら、さかんに つちを ほりかえします。


 「そうか、わかったよ。

 つちの なかに、おまえの ほしいものが うまっているんだな?

 よしよし、まっておいで。」
 
 おじいさんは くわを もってくると、

 「よいしょ、よいしょ!」

 つちを ほりはじめました。

 すると、

 かちんっ!

 と おとがして、くわが かたいものにぶつかったのです。

 みると、ふるい おおきな つぼです。


 「おやおや、こんなものが でてきた。

 いったい、なにが はいっているのかな?」

 おじいさんは、つぼの ふたを あけました。

 そのとたん、

 おじいさんは びっくりぎょうてん!

 つぼの なかには、きらきら ひかる こばんが、いっぱい つまっていたのです。


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