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しらゆきひめ 1/6

 むかし、むかしの おはなしです。

 ちらちら ゆきの ふりしきる あさ……、おきさきは、かわいらしい おんなの あかちゃんを うみました。
 
 ゆきの ように しろい はだ、つやつやと ひかりかがやく くろい かみ、そして あかい バラの ような ほおをした あかちゃんは〈しらゆきひめ〉と なづけられました。

 でも かなしいことに、おきさきは しらゆきひめを うむと まもなく、びょうきで なくなってしまったのです。


 一ねんご、おうさまは あたらしい おきさきを むかえました。

 この おきさきは、まほうの かがみを もっていて、いつも かがみに こう たずねるのでした。

 「かがみよ かがみよ こたえておくれ、

 だれが いちばん うつくしい?」

 「それは もちろん おきさきさま。

 あなたが いちばん うつくしい。」

 すると おきさきは、まんぞくそうに ほほえむのでした。

 それは、かがみが けっして うそを つかないことを、しっていたからです。


 いつしか、つきひが すぎてゆきました。

 しらゆきひめは、すくすくと おおきくなりました。

 それとともに、かがやくように うつくしさを ましてゆきました。


 あるひのこと。

 おきさきは いつものように、かがみに たずねました。

 「かがみよ かがみよ こたえておくれ、

 くにじゅうで、

 だれが いちばん うつくしい?」

 かがみは、ちょっと ためらってから、こう こたえました。
 
 「おきさきさまは うつくしい……けれども、しらゆきひめは、もっと うつくしい。」


 「なんですって!」

 おきさきの かおいろが、さっと かわりました。


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