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イエス・キリスト


イエス・キリスト
(前7〜4ころー30ころ)
人間を罪から救う道はただひとつ、神への信仰であると説いたキリスト教の開祖。

「イエス・キリスト」読書の手びき

釈迦や孔子が何も書き残さなかったように、イエスも自分では何ひとつ書き残してはいません。歴史上のイエスを伝えているのは『新約聖書』のはじめに書かれている4つの福音書のみです。福音書は弟子のマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの4人が著したといわれています。そこにはイエスの生活環境や教育、経歴、趣味、性格などについてはほとんど述べられていません。30歳になったイエスが洗礼を受けて神の子として語ったこと、行なったことが福音書のすべてを占めています。その言葉は誰にでもわかりやすくたとえをもちいて語られ、人生の深淵をのぞかせる不思議な力をもっています。それ故に福音書は古来から多くの人々を魅きつけ、キリスト教はめざましい勢いで世界中に広まっていきました。現在キリスト教信者の数は9億を超えるといわれています。2000年前のイエスのことばが今に生き続けている軌跡にこそ、キリスト教の秘密があるように思えます。

文:浜祥子
絵:岩本暁顕
編集プロデュース:酒井義夫

 
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