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コロンブス

表紙
コロンブス(1451-1506)
地球はまるいと信じ、命がけで大西洋を渡り、
新大陸アメリカを発見したイタリアの航海者。

「コロンブス」読書の手びき

 15、6世紀は大航海時代といわれています。造船技術の進歩は遠洋航海を可能にし、ヨーロッパはいっせいにアジアへの海路に注目しはじめました。こうして世界の目が東に注がれているとき、「西まわりこそアジアへの近道だ」と言い出したコロンブスがドン・キホーテ的な扱いを受けたのは当然です。人々はジェノバの狂人とか妄想家などとあざけりながら、コロンブスが第1回の航海に成功すると「誰だって西へ進めば島にたどりつけた」と笑いものにします。するとコロンブスはテーブルの上の卵を指さし「この卵をたてることができますか」と言って、観衆の前で卵の底を割ってテーブルにたてて言いました。「できそうなことでも、実際にやってみなければやれないのと同じです」誰もやらなかった西まわりの航路でコロンブスは新大陸に到達しました。しかし、そこがインドではなく新しい大陸であると主張したのはアメリゴです。歴史は新大陸を「アメリカ」と命名しました。

文:浜 祥子
絵:岩本暁顕
編集プロデュース:酒井義夫

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