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ダーウィン


ダーウィン
(1809ー1882)
生物は、下等なものから高等なものに進化することを『種の起原』に著わした博物学者。

「ダーウィン」読書の手びき

アメリカの一部の州では、1968年まで、サル法という法律によって、学校でダーウィンの進化論を教えることを禁止していました。進化論が、聖書の記述にそむくだけではなく、人間がサルのような動物から進化してきたということに、がまんがならなかったからです。ダーウィンの『種の起原』は、それほどまでに、世界の人びとに、大きなショックをあたえました。しかし、いまはもう、人間の先祖はサルだったということを、疑う人はいません。科学の真理が、世界を征服したのです。ところで、ダーウィンの進化論によって、たいへん、はっきりしたことがあります。それは、進化論をさかのぼって考えれば、人間と動物が、けっして別の生きものではないということです。そして、このことは、人間も、動物も、昆虫さえも、地球上の同じ生きものだということを、きびしく教えています。人類の歴史を科学にした『種の起原』は、同時に、生命の歴史でもあります。

文:有吉忠行
絵:永沢樹
編集プロデュース:酒井義夫

 
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