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ディズニー


ディズニー
(1901-1966)
自分の夢を追いつづけ、世界の子どもたちに笑いと夢をはこんだ、まんが映画の王さま。

「ディズニー」読書の手びき

ある日、ディズニーがたいせつにしていたイチゴ畑がリスに食い荒らされました。するとディズニーは、庭番にリスをつかまえさせましょうと怒っている妻に、笑いながら言いました。「イチゴは市場で買ってくればいい。でも、リスは市場へでかけるわけにはいかないんだよ」これは、ディズニーのやさしさを伝える話です。ディズニーの心には、子どもへの、動物への、そして大自然への愛の灯が、いつも明るくともっていたにちがいありません。だからこそ、まんが映画も、劇映画も、記録映画も、あれほどまでに愛されたのではないでしょうか。ディズニーは、すぐれた映画制作者である以上に、すぐれた芸術家であったはずです。まんが映画の世界を切り開いた功績は偉大なものです。しかし、映画をとおして、世界の人びとに美しい夢をあたえたことのほうが、もっと偉大です。ディズニーの、自分の夢を追う執念が、それをなしとげさせたのでしょう。

文:有吉忠行
絵:中渡治孝
編集プロデュース:酒井義夫

 
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