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ガリレオ


ガリレオ
(1564-1642)
実験と観察を土台に数かずの発見や発明を残し、「近代物理学の父」といわれる大科学者。

「ガリレオ」読書の手びき

ガリレオは「思いこみ」を徹底的に嫌いました。いつも「なぜだろう」と自分の頭で考え確かめました。これは簡単なようで、大変なことです。習慣や通説も、とことんつきつめて考え、自分で納得できなければ、他がどうみようと問題にはしません。大学教授でありながら、慣習になっていた黒い服は無意味だといって着ませんでしたし、お金がなかったので結婚式をあげずに恋人といっしょに住んだりしました。ガリレオの時代に教授として、それは型破りの行為でした。こうして「科学する心」は、すべてに徹していたのです。その精神は、2000年も信じられてきた、アリストテレスの偽りを正し、輝かしい「物体落下の法則」をうちたてました。その後、運動に関する数々の法則を発見し、天文学にも偉大な功績を残しました。宗教裁判のあと制約の多い環境の中でも、不自由なからだにむち打ちながら本を書き、「科学する心」を後世に伝えています。

文:浜祥子
絵:岩本暁顕
編集プロデュース:酒井義夫

 
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