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毛沢東


毛沢東
(1893-1976)
労働者と農民を守り、国のために戦いつづけて社会主義の中国をうちたてた偉大な革命家。

「毛沢東」読書の手びき

日本にくらべて、国土の広さは約25倍。人口は、およそ7倍。この巨大な中華人民共和国の基礎をきずいた毛沢東は、その生涯を革命にささげました。ふたりの弟も初めの妻も、革命の犠牲になって殺されました。しかし、私怨をのり越えて、中国民族という大きなもののために戦い続けました。19世紀の中ごろから、中国は他国の侵略を、ほしいままにされてきました。これを中国民族のひとりとして心からなげき、帝国主義や官僚資本主義などから守るために、やむにやまれず立ちあがったのが毛沢東です。毛沢東の30年間の戦いによって1949年に中華人民共和国が生まれ、中国は、近代的社会主義国家へのスタートを切りました。ところが、そのご、毛沢東思想への批判がでました。しかし、これは歴史の流れとしてしかたのないことかもしれません。ひとつの信念をもって生きた毛沢東が、人間として偉大であったことにはかかわりなく、その生涯が中国の歴史そのものだともいえます。

文:有吉忠行
絵:岩本暁顕
編集プロデュース:酒井義夫

 
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