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シュバイツァー


シュバイツァー
(1875ー1965)
アフリカのジャングルにわけ入って、病気で苦しむ黒人のために、身をささげた医師。

「シュバイツァー」読書の手びき

哲学者、神学者、医者、音楽家、社会事業家。アフリカの聖者。20世紀最大の巨人の一人……これがシュバイツァーです。シュバイツァーは「人間はみな兄弟」というヒューマニズムに燃え、「わざわざ危険な所へ行かなくても」という友人の忠告をふり切ってアフリカへ渡りました。そして、自分の私財をすべて投じて、アフリカ人を救うために熱帯病とたたかいました。また、つねに「ほんとうの文化」「ほんとうの平和」について考え、第2次世界大戦後は、世界各国の核実験に対する抗議を続けて平和運動に力をつくしました。シュバイツァーは、頭で考えるだけではなく、自分の思想をどんなことでも実行に移したのです。自分のことなど何も考えず、隣人のため、人類のため、世界のために生きる大きな心が、シュバイツァーのからだの中に、いつもあふれていたのでしょう。著書『水と原生林のはざまにて』にふれると生命の尊厳を訴えた聖者の心がよくわかります。

文:ワシオトシヒコ
絵:鮎川万
編集プロデュース:酒井義夫

 
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