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ライト兄弟

表紙
ライト兄弟
ウィルバー(1867−1912)
オービル (1871−1948)
世界で初めて、エンジンつき飛行機による飛行に成功し、人類につばさをあたえた兄弟。

「ライト兄弟」読書の手びき

 1903年に初めてライト兄弟が飛ばした飛行機は、いまから思えば本当にちっぽけなものでした。木のわくに布を張りつけただけの2枚の翼、それにプロペラとエンジンをつけただけの、まるでおもちゃのようなものでした。現在のジャンボ・ジェット機も、そのおもちゃのようなフライアー1号と同じ原理で飛んでいるのですから驚きです。まさに、ライト兄弟は飛行機の生みの親です。しかし、ライト兄弟以前に、どんなに多くの人々が、空を飛ぶための実験をくりかえし、そのことに命をかけてきたことでしょう。そうしたひとりひとりの試みが、時を熟させ、飛行機の出現を促したともいえます。それにしても、ライト兄弟のチームワークの良さには感心させられます。みごとな二人三脚こそ、飛行機に取り組んでいた同時代の人々よりぬきん出ることが出来た勝因です。兄弟のチームプレーがなかったら、飛行機の登場はもっと先になっていたかも知れません。

文:浜 祥子
絵:中渡治孝
編集プロデュース:酒井義夫

 
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