とかく教育ママや一部の先生方は、テレビやマンガから子どもたちをひきさこうとします。でも、遠ざけることがはたして良いことなのでしょうか。いまの情報化社会では、テレビやマンガはまさに日常生活の中に深く入りこんでしまっています。早い話、コマーシャルや人気テレビ番組の知識なくしては、友だちとのスムーズな対話もできないでしょう。
テレビやマンガには、子どもたちを夢中にさせる要素が盛りだくさんに用意されているのですから。きちんと選んで見せさえすればいいのではないでしょうか。大切なことは、テレビやマンガに集中できるのと同じくらいに、またそれ以上に、読書に集中できる子どもであることです。幼児のうちに正しい読書の習慣がついた子どもは、小学校にあがってからは、水を得た魚のように、本の世界へとびこんでいきます。いろいろ違ったおもしろさ、充実感を体得できた子どもは、おのずから幅の広いものの見方ができるはずです。そんな、大きな視野から、ものの判断ができる、豊かな情操をもつ子どもへと大きく成長していくことを願ってやみません。
すこしずつ、すこしずつ新しい本をマスターしていく楽しみ・・・それは、子どもたちにとって、言葉ではいいつくせない喜びであるに違いありません。そんなキラキラする子どもたちの純粋な眼を、健やかに育てあげようではありませんか。
