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イギリス 1/7

第5巻 イギリス

子どもワールド図書館 第5巻 イギリス

イギリスは島国です。はば33キロメートルのドーバー海峡をへだてて、ヨーロッパ大陸と相対しています。ドーバー海峡は、むかしからイギリスとヨーロッパとの連絡口としてたいへん重要な役割をもっていました。
白い断がいがそそりたっている海岸は、青い波に洗われながら、どこまでもつづいています。紀元前55年、ローマ軍を率いてこの島へ上陸したカエサルは、白く輝くがけを見て「白い国」と名づけたといいます。

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霧がたちこめるロンドンの町なかを、テムズ川が音もなく流れていきます。テムズ川はグロスターシャーの丘に源があり、ゆるやかに曲がりながらイングランド南部の野や丘をめぐって北海にそそいでいます。
ロンドン市内にかかる11の橋のうち、いちばん下流にあるのがタワー・ブリッジです。この橋は1894年にかけられた鋼鉄の開閉橋で、大きな船が通るたびに開くはね橋とゴシックふうのふたつの塔が人気のまとです。

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タワー・ブリッジのたもとに美しい城が建っています。ロンドン塔です。かつては王にそむく人びとを処刑する舞台であり、また、ジェームス1世の時代までは国王の居城でもあったところです。
ロンドン塔が建てられたのとほぼ同時代の11世紀のはじめ、エドワード王によって築かれたのがウエストミンスター寺院です。歴代の王や女王の戴冠式、葬式、そして歴史的な行事がおこなわれてきたところです。

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国会議事堂の格調あるすがたが、テムズの水に影をおとしています。15分ごとに時を告げるのは、建物の南端の塔にある時計、ビッグベンです。鐘の音がかわもをわたってロンドンの町に鳴りひびき、イギリス議会の歴史の重みを知らせているようです。
13世紀のなかば、地方の貴族や市民の代表が集まり、国王に対して政治的な要求をするようになったのが、イギリス議会のはじまりです。議会の歩みは順調ではありませんでしたが、市民の権利を守り通し、世界の議会政治の模範としての立場をつらぬいてきました。


 
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