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オランダ・ベルギー・デンマーク 1/7

第7巻 オランダ・ベルギー・デンマーク

オランダ

子どもワールド図書館 第7巻 オランダ・ベルギー・デンマーク

オランダの正式な国名は、ネーデルランド王国です。ネーデルランドとは、低い国という意味です。国土の大部分は、ライン川、マース川下流の湿地帯にひろがっていて、海面以下の土地が1/4もしめています。
「神は海をつくり、われわれは国土をつくる」人びとは、こういって胸をはります。このことばどおり、オランダ人は長い間海水とたたかって、国土をひろげてきました。

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堤防を築くようになったのは中世の中ごろ(およそ600年前)です。湿地帯を堤防で囲んで海水が入るのを防ぎ、風車の力で水をかい出して干拓地としました。この土地をポルダーといいます。いまは機械による排水方法が発達したので、風車はつかわれていません。
町を救った少年の話が、オランダに伝わっています。ある嵐の日、ハーレムの町の少年が堤防の小さな穴から水がもれているのを見つけました。ほうっておくと町が水びたしになります。少年はひと晩じゅう穴に自分の指をさしこんで、水が流れこむのを防ぎました。

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砂丘からポルダーにかけた地域では、集約農業が発達しています。なかでもハーレムの南からライデンにつづく地方の、チューリップやヒヤシンスの草花栽培は有名です。球根をとって、海外へ輸出しています。

集約農業とは、資本や労働力を投入して一定の土地から多くの農産物を生産する農業経営方式のことです。

キクやライラックなどの栽培が盛んなのは、アールスメアの町です。ここには世界一の花市場があって花のせり市が開かれます。日曜日をのぞいた毎朝、花の輸出商人もまじえてはげしいやりとりが行なわれます。

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オランダを代表するもののなかに、運河とはね橋があります。外国船が通れる大きな北海運河から、農家の庭先に流れる小さな水路まで、さまざまな運河がめぐり、のどかな水郷風景をくりひろげています。
はね橋は、川と運河を商業用の通路として利用したオランダ商人の知恵です。船が通るときは、橋がまん中から割れて上へ開きます。橋番がくさりを引っぱって橋をはねあげるしかけですが、大きなはね橋は、機械の力で開きます。


 
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