
この国の「ペルシアじゅうたん」は古くから、世界に知られています。手でていねいに織り、植物の汁で染め、きれいな水でなんども洗ってかわかしていくとみごとな世界一のじゅうたんができあがります。じゅうたんの産地としては、イスファハーンの町が有名です。
イランは高原の国です。首都テヘランの広場には人びとに愛された詩人、フェルドーシーの像があります。

都会をはなれるとひろびろとした自然と農村のいとなみがみられます。乾燥した気候の高原地方の農家は、ほとんどが泥でできています。家いえのやねには、家畜のえさにする干し草が、積まれています。
農業国のイランでは、働く国民の半数ちかくが農牧業に従事しています。おもな農作物は、小麦、テンサイ、綿花、ブドウ、茶、ナツメヤシなどです。

イスファハーンは大きなオアシスにある古い町で、西アジアのなかではいちばん美しいといわれています。
高原では、ヒツジなどの遊牧もみられます。ヒツジやラクダを休ませるところはオアシスです。

紀元前600年ごろペルシア帝国は、イランを中心として、まわりの国ぐにをしたがえていました。いまも残るペルセポリスという宮殿の跡から、そのころの栄えたようすを知ることができます。
当時の王、ダリウス1世の宮殿の前は、いろいろなみつぎものをもってくるよその国からの使いで、ながい列ができたといわれています。
