レディバードブックス100点セット
 

 

アラジンとランプ

 昔、中国に、ムスターファという仕立屋が住んでいました。彼はとても貧乏でした。彼にはアラジンという1人の息子がいました。
ムスターファは、アラジンに服の仕立て方を覚えてほしいと思いました、そうすれば彼の手伝いができるからです。でもアラジンがやりたかったことといえば、他の男の子たちといっしょに通りで遊ぶことでした。
その後、彼のお父さんは病気になり亡くなってしまいました。アラジンのお母さんが、仕事を全部やらなければなりませんでした。
「おまえがときどき手伝ってくれたらねえ」 と、彼女は言いました。でもアラジンは、一度もお母さんを手伝ったことがありませんでした。

 ある日、アラジンが外で遊んでいると、1人の男の人が話しかけてきました。
「ムスターファという仕立屋を知っているか-ね」 と、彼は聞きました。
「それはぼくのお父さんです」 アラジンは言いました 「でも亡くなってしまったんです。お父さんを知っていたんですか」
「私の弟だったんだよ」 と、その男の人は答えました。
「それじゃあ、あなたはぼくのおじさんなんですね」 と、アラジンは言いました。
「そうだよ」 男の人は言いました。「こうしておまえをみつけたからには、おまえとおまえのお母さんを助けてあげたいね」

 「さあ、お母さんに少しお金を持っていってあげなさい」 と、アラジンのおじさんは言いました。「お母さんに、もうすぐ私が会いにいくと言っておきなさい」
次の日、アラジンはまたその男の人に会いました。
「今晩、おまえとお母さんといっしょに食事をしに、おまえのところへ行こう」 彼はアラジンに言いました。「さあ、もっとお金をあげよう、そうすればこれでお母さんは、私たちが食べられるような、なにかおいしいものを買えるだろう」
アラジンはお金を家に持って帰り、お母さんに渡しました。

 その男が家に来たとき、アラジンのお母さんは言いました 「主人にお兄さんがいたなんて知りませんでしたわ。一度もあなたのことを話したことがなかったんですもの」
その男は実はアラジンのおじさんでもなんでもなく、魔法使いだったのです。
彼は言いました 「私はずいぶん前に家を出ましたからね。さあ、こうして私がもどったからには、お2人をなんとか助けてあげたいと思っているのですよ」

 「おまえはどんな仕事をしているのかね」 と、彼はアラジンに聞きました。
「この子はただ、男の子たちと1日じゅう遊んでいるだけなんですよ」 と、アラジンのお母さんは答えました。
「そうそう仕事をしてもいいころだぞ」 彼のおじさんは言いました。「おまえにまかせられるように、店を1つ買ってやろうかね」
「それはいいですね」 と、アラジンは答えました。
次の朝、魔法使いはアラジンを買物に連れていきました。
「まずおまえに、なにか新しい服を買ってやろう、アラジン」 と、彼は言いました。

 アラジンは自分の新しい服が気に入りましたし、お母さんもそうでした。
次の日、2人はすてきな庭つきの大きな家をいくつか見にいきました。
アラジンはどれもたいそう気に入りました。
「いつかおまえに庭つきの大きな家を買ってやろう」 と、魔法使いは約束しました。「だが、まずどこかへすわってなにか食べよう。ずいぶん歩いたからな」

 魔法使いはケーキやお菓子の入った袋を持っていて、アラジンに食べられるだけ与えました。
それから彼は言いました 「家へ帰る前に、今までで一番すばらしい庭をおまえに見せておきたいのだ」
「それは遠いんですか」 と、アラジンは聞きました。「ぼく、もうそんなに歩けそうもないんです」
「すぐに着くさ」 と、魔法使いは言いました。そして2人はまたしばらく歩いていきました。それから彼は 「止まれ! ここがそうだ」 と、叫んだのです。
「庭なんてありませんよ」 と、アラジンは言いました。
「すぐに見られるさ」 魔法使いは言いました。「だが、まず火をおこすんだ。なにか乾いた枝を探しておいで」
魔法使いは火をつけ、その上に何かをのせました、それは黒い煙を出しました。
そのとき突然、アラジンは足もとに、輪のはまった大きな石を見たのです。

 「その輪を引っ張ってごらん」 と、魔法使いは言いました。
アラジンが引っ張ると、石が持ち上がりました。それで彼は、その石が井戸の上にあったことがわかったのです。
井戸の中はまっ暗で、彼はのぞいてみようという気持になれませんでした。

 「おまえが降りていくんだよ」 と、魔法使いは言いました。
「おじさんも来てくれますか」 と、アラジンは聞きました。
「いや、おまえだけが行くんだ」 魔法使いは答えました。「だが、もし私の言うとおりにすれば、おまえは大金特になれるんだぞ」
「わかりました。それじゃあ、どうすればいいか教えてください」 と、アラジンは言いました。
魔法使いはこう言いました 「下に降りると、とびらが1つある。それを開けて中を通っていくんだ。そうすればとても大きなほら穴へ出て、お金の入った箱をいくつかみつけるだろう。お金は1銭も持ち去ってはいけないよ」
「持ってこないで、どうやってぼくはお金持になれるんですか」 と、アラジンは聞きました。
「言われたとおりにするんだ」 魔法使いは怒ったように答えました。
「もう1つ別のほら穴へ、そしてまたもう1つのほら穴へ出るまでどんどん行くんだ。このほら穴の中には金や銀の入った箱があるだろうが、どれも持ってきてはいけないんだ」

 「最後のほら穴から出るとすばらしい庭がある。その庭のはずれにランプが1つのったテーブルがある。そのランプを私のところに持ってくるんだ。
その庭にあるものなら、ほしいものはなにを取ってきてもよろしい」 と、魔法使いは言いました。
それから、彼は指輪をはずすとアラジンに渡しました。
「もしなにか助けが必要になったら、これが役に立つだろう」 彼はそうつけ加えました。「さあ、行け!」

 アラジンは暗い井戸に降りていきました。下へ下へと、どんどん進んでいきました。すべてが魔法使いが言ったとおりでした。
彼はお金のあるほら穴をみつけましたが、なにも持ってきませんでした。
つぎのほら穴には、おじさんが言ったとおり金や銀がありました。
彼はそこでもなんにもふれずに、とびらを抜けて庭に出ました。

 そこでランプをみつけたのです。彼はランプを手にとると、あたりを見まわしました。
どの木にも小さな火のようなものが見えました。でも、それらは高価な宝石でした──赤や青、緑や金や白の。しかも、とてもたくさんあったのです!
彼はランプを下に置くと、持てるだけ宝石を取りました。

 彼が、もうこれ以上持てないようになったときでも、木々にはまだたくさん残っていました。
「いつかまたもどってこよう」 と、彼はそう思いました 「でも今はこのランプをおじさんのところへ持っていかなきゃ」
そこで、彼は庭をあとにして、もと来た道を引き返しました。
彼が井戸のてっぺんに出ると、魔法使いが見えました。

 「ぼくを出してください!」 彼はおじさんに呼びかけました。「まずランプをよこしなさい」魔法使いは言いました 「そうしたら両手が使えるだろう」
ところがアラジンはこう答えました 「いやです! ぼくが出てから渡しましょう」
魔法使いは、アラジンが先にランプを渡さないとわかると、とても怒りました。
彼はまた火の上に何かのせて、魔法の呪文を唱えました。
即座に石は、もとのとおり井戸の上に降りてきたのです。アラジンはその下になってしまい、出られなくなりました。
「おじさん! おじさん! ぼくを助けて外に出してくれさえしたら、ランプをあげますよ」 と、彼は叫びました。しかし魔法使いはどこかへ行ってしまっていました。

 アラジンは、叫んでもむだだとわかると、あの庭にもどろうとしてみました。ところがとびらが閉まっていて、彼には開けることができませんでした。
彼は暗闇の中にしゃがみこんで泣きました。そこは寒くてじめじめしていました。まる3日間、彼は飲まず食わずでいました。
「暖めてくれる火が少しでもあったらなあ」 と、彼は言いました。
彼は手をこすり合わせました、そしてそれと同時に、魔法使いがよこした指輪もこすったのです。
「なにかご用ですか」 と、暗闇の中で声がしました。
「私は指輪のしもべです。あなたが指輪をこすればいつでも現れて、なんでも言われたとおりにいたします」
「ぼくを家に連れて帰っておくれ」 と、アラジンはたのみました。

 こう言ったとたん、彼は家にもどっていたのです。
お母さんは叫びました 「やっと帰ったのね!-迷子になってしまったのかと思ったわ!」
お母さんは食べものと飲みものを与え、それから彼は床につきました。
次の日、彼女は言いました 「もう家には、なんにも食べるものは残っていないのよ。もっとお金がもらえるように働かなくては」

 でもアラジンは言いました 「ぼくおなかがすいたよ。店へ行って、ぼくの知っている人に、このランプを買ってもらうようにたのんでみるよ」
「ずいぶん古い物のようね」 お母さんは言いました。「まずみがいてあげましょう。すぐに新品のようにしてあげるわ。そうすればもっとお金がもらえるでしょう」

 彼女はランプを取ると、こすりました。
と、突然、煙が出て不思議な格好をした男の人が現れました。彼はおじぎをして言いました 「私はランプのしもべです」
アラジンのお母さんはおそろしくてとびあがったので、ランプが彼女の手から落ちました。
「大丈夫だよ、お母さん」 アラジンはランプを拾いながら、叫びました 「恐がらないで!」
それからその不思議な男は言いました 「あなたの持っているランプは魔法のランプです。ランプをこすればいつでも私が現れて、望みをなんでもかなえてあげます」
2人とも、とてもおなかがすいていたのでアラジンは言いました 「なにか食べものと飲みものを持ってきておくれ」

 ランプのしもべが手をたたくと、すばらしい夕食が2人の前に用意されました。テーブルは、考えられるありとあらゆるおいしい食べものでいっぱいでした。カップや皿までが金でできていました。
ランプのしもべは、2人がごちそうを楽しむままにまかせて消えていきました。
なにも食べるものがなくなると、アラジンが言いました 「この皿を店に持っていこう。これでもらえるお金で、当分もつだろう」
しばらくの間、2人はとても幸せで、ほしいものはなんでも手に入れることができました。
でも、とうとうお金をすべて使い果したときがきました。そこでアラジンは考えました 「またあのランプをこすらなくては」
彼がランプをこすると、たちまちしもべが現れて、彼やお母さんの必要なものをなんでも与えてくれました。

 2人がなにかほしくなれば、ただランプをこすればよかったのです、そうすればしもべが、望んだものを全部持ってきてくれたのです。
こうして、3年か4年たちました。このころにはもうアラジンは少年ではありませんでした。彼は大人になっていました、しかもとてもハンサムな男性に。

 ある日、アラジンが通りを歩いていると、彼は王女さまが馬に乗って通るのを見ました。

 彼女を見て、彼はすぐに一目ぼれしてしまったのです。彼女は、アラジンが今まで見たなかで、もっとも美しい女性でした。

 「私は王女さまと結婚したい」 と、彼はお母さんに話しました。
「王さまにお聞きしなくてはね」 お母さんは言いました。「おまえがみつけてきた宝石が、王さまへのちょうどいい贈物になるよ」
アラジンのお母さんは、宝石でいっぱいの袋を王さまのところへ持っていきました。王さまに袋をわたしながら彼女は言いました 「私の息子が王女さまをお慕いしております。この贈物は彼からあなたに差し上げるものです」 
「なんてすばらしい宝石なんだ」 と、王さまは叫びました。

 「あなたの息子はきっと、とても偉い人物なんだろうね」 そして王さまは、アラジンが王女さまと結婚してもよいと約束しました。
アランジのお母さんは、このよい知らせを伝えに家に帰っていきました。

 ところが、1人のお金持の男が王さまのところへいきました。「もし私の息子があなたのお嬢さんと結婚できたら、息子はもっとたくさんのものを差し上げられるでしょう」 彼はこう言いました。
次の日、人びとは、王女さまはそのお金持の息子と結婚することになったと伝えられました。アラジンはそれを聞くと、あのランプをこすりました。
しもべが現れ、アラジンは怒って言いました 「王女さまと金持の息子をすぐ私のところへ連れてこい」

 すぐにしもべは2人を連れてもどってきました。男の方は暗い部屋に閉じこめられました。
それからアラジンは王女さまに話しかけました 「恐がらないでください。あなたをここへお連れしたのは、あなたのお父さまが、あなたは私と結婚できると約束してくれたことをあなたに伝えるためなんです」
彼は王女さまに、彼女を愛していることを告げました。
その後、しもべは王女さまとお金持の息子を宮殿に連れもどしました。

 お金特の息子はとてもおびえていました。彼は自分の父親と王さまに、もう王女さまと結婚する気はないと言いました。
しもべは事の成行きを話しに、アラジンのところに帰りました。
それからアラジンはしもべにこう言いました 「金や宝石を入れた袋をたくさん持ってきておくれ、それから王さまのところへそれらを運んでいくしもべを連れてきておくれ。宮殿へ行く途中で、私の母がすべての人びとにお金をあたえるのだよ」
しもべたちとアラジンのお母さんは宮殿へ向かいました。人びとはみんなその後から走ってついていきました、なぜならお母さんがお金をばらまいていたからです。

 王さまは金と宝石の袋をのぞきこんで叫びました 「こんなすばらしい宝石は見たことがない」
「さあ、これで王女さまと私の息子を結婚させてくれますね」 と、アラジンのお母さんは言いました。
「いいとも。彼にすぐにここへ来るように言いなさい」 と、王さまは答えました。
アラジンは王さまに会いにいく前に、ランプをこすってしもべに言いました 「国じゅうで一番高価な布で作ってある新しい服を持ってきておくれ、それから立派な白馬もな」

 アラジンが馬に乗っていると、まさに王子さま、そのものに見えました。
王女さまは彼を見て、いっぺんで彼が好きになってしまいました。
「彼女と持婚する前に、彼女を連れていく家がないといけませんね」 と、アラジンは言いました。「どこに造ったらいいですか」
「宮殿の近くに建ててよろしい」 と、王さまは答えました。「お后が、王女に近くに住んでもらいたがっているのだよ」
「そうしましょう」と、アラジンは約束しました。

 それから、幸せなアラジンは家にもどりました。
その晩、彼はランプをこすってしもべに言いました 「今までに見たこともないような最高の家を造っておくれ。
その中に最高のベッド、いす、テーブル、そして最高の絵を入れておくんだよ。どの部屋にも花があるようにしておくれ」

 しもべはアラジンの言ったとおりにするために、出ていきました。
翌朝には家はできていました。家は、王さまが建てるようにと言った場所にありました。
それは王さまの宮殿よりずっとすばらしいものでした。中にあるものはすべて最高のものばかりでした。
こうしてアラジンは、王女さまと結婚し、新しい家に住みました。

 1、2年の間、すべてうまくいっていました。それからある日、あの魔法使いがもどってきたのです。
彼は、アラジンが生きていて今や王子さまになっていると知ると、とても不機嫌になりました。
「きっとあの魔法のランプのおかげにちがいない」 彼はそう考えました。
「どうにかしてあれを、やつから取り上げなくてはならん」

 魔法使いは長いこと考えていました。と、突然、いい考えが浮かんだのです。               
彼は新しいランプをいくつか買いに店へ行きました。それから通りを行ったり来たりしてこう叫んだのです 「古いランプと引き換えに新しいランプはいかがですか! 古いランプと引き換えに新しいものをあげましよう!」
女たちは魔法使いが叫ぶのを聞いて、古いランプを渡して新しいものをもらおうと家から走り出てきました。
みんな、こんな得なことはないと言って大喜びでした。

 王女さまの侍女の1人が、いったいなんのさわぎだろうと見に出てきました。そして、彼女は主人に報告するために家に走ってもどりました。
「アラジンは寝室に古いランプを置いていたわ」 、王女さまは考えました。
「新しいのにしたら喜ぶでしょう」
王女さまは、そのランプが魔法のランプだと知りませんでしたので、それを新しいのと引き換えに、魔法使いに渡してしまったのです。
アラジンは何日か出かけていました。もし彼がいたら、けっしてランプを取り換えさせたりはしなかったでしょう。

 魔法使いはランプを手にするとすぐ、人から見えないところへ持っていって、それをひとこすりしました。 
そして、しもべがあらわれると彼は言いました 「アラジンの家とその中にあるものを、すべてここから持っていって、アフリカに置いてこい」
しもべは、言われたとおりにしました。
翌朝、日がのぼると、王さまとお后さまはアラジンの家が、もうそこにはなくなっているのを知りました。
どこへ行ったのでしょう。だれも知りませんでした。2人はどうしていいかわかりませんでした。
「アラジンはどこにいる」 王さまはどなりました。「すぐに探してここへ連れてこい」
王さまの家来たちは、アラジンを探しにとびだしていきました。

 とうとう彼らはアラジンをみつけました。彼らはアラジンを馬から引きずりおろすと、王さまのところへ連れていきました。
「王女はどこだ」 と、王さまは叫びました。
「家にいますよ」 と、アラジンは答えました。
「だが、おまえの家はいったいどこにある」 と、王さまは聞きました。
「どういうことですか」 アラジンは言いました。そこで、彼は自分の家がもうそこにはないのを知ったのです。
「王女を連れて帰ってこい。さもないとおまえは死なねばならんぞ」 と、王さまは叫びました。

 アラジンはランプを取りに走り出ました。でもみつけることはできなかったのです、家が消えてしまっていましたから。
彼はすわりこんで考えました。そして、魔法の指輪のことを思い出したのです。彼はそれをこすりました。
すぐに指輪のしもべが彼の前に立ちました 「王女さまのところへ連れていっておくれ」 と、アラジンは言いました。
あっというまに、彼は自分の家で、王女さまといっしょにいたのです。

 王女さまは、アラジンの古いランプのかわりに新しいランプをくれた老人のことを話しました。
そこでアラジンは言いました 「その男は私のおじだと言っていたが、悪い魔法使いなのだよ。早くランプを取りもどきなくては」
彼は王女さまに小さな袋を渡して言いました 「今夜、魔法使いを夕食に招くのだ。そして彼が見ていないとき、この袋の中身を彼のカップにあけるのだよ。絶対に自分のカップに入れてはいけない」
魔法使いは夕食にやってきました、そして王女さまはアラジンに言われたとおりにしました。
魔法使いはカップのものを飲むと、うしろに倒れて死んでしまいました。

 ランプは床に落ちました。アラジンはそれを拾いあげると、ひとこすりしました。
しもべが現れて、アラジンは命令しました 「私たちとこの家をもとのところへもどしておくれ」
王さまは宮殿の窓から外をのぞいたときに、アラジンの家がもとのところにもどっているのを見て喜びました。

 王さまはとても興奮してしまいました。
「見てごらん!」 彼はお后に言いました。「王女とアラジンがもどってきたぞ! すぐに2人に会いにいこう」
2人はできるだけ急いでいきました。王女さまが2人を迎えに走ってきました。
「もどってこられて本当にうれしいわ」 彼女は叫びました。

  「悪い魔法使いが私を連れ去っていったのですが、彼はもう死んでしまいました。愛するアラジンが私を探してくれたのですよ。私は彼をとても愛していますし、あなた方も彼を愛するようにしてくださらなくては」
王さまとお后さまは、そうすることに同意しました、そして、その後ずっと、みんなは幸せに暮しました。


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