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シンデレラ 1/6

 ある ところに、おとうさんと ふたりで さみしく くらしている しょうじょが いました。

 かわいそうに、このこの おかあさんは びょうきで なくなってしまったのです。

 「おかあさん、どうして しんでしまったの!」

 しょうじょは、おかあさんの おはかの まえで、ないてばかりいました。


 あるひのこと、しょうじょの いえに あたらしい おかあさんが やってきました。

 ふたりの おねえさんも いっしょでした。

 「わたしが おまえの おかあさんだよ。

 きちんと あいさつを おし!」

 あたらしい おかあさんは いじわるそうに いいました。

 「きょうから おまえは、やねうらべやの わらの ふとんで ねてちょうだい!」

 おねえさんたちも、おかあさんに まけないくらい いじわるでした。


 しょうじょは、いちにちじゅう しごとを させられました。

 りょうりや おさらあらい、せんたくや そうじなど、やすむひまも ありません。

 でも、しょうじょは どんなに つらくても、じっと がまんしました。

 そして、しごとが すむと、いつも だんろのそばの はいの うえに、しょんぼり こしを おろしました。はいの うえは、ぽかぽかと あたたかかったからです。

 「これから おまえを、シンデレラと よぶことにするわ。

 はいだらけという いみよ。ほほほ……」

 いじわるな おねえさんたちは、こんなことも いいました。


 あるとき、おしろで ぶとうかいが ひらかれることに なりました。

 おうじさまが おきさきを さがすための パーティーなのです。

 シンデレラの おねえさんたちも まねかれました。

 「まあ、うれしい! あたし、どんな ようふくを きていこうかしら。」

 「おうじさまに なんといって ごあいさつしようかしら。」

 おねえさんたちは、おおはしゃぎです。


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