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シンデレラ 2/6

 ぶとうかいの ひが きました。

 シンデレラは、いっしょうけんめい おねえさんたちの したくを てつだいました。

 おねえさんたちが すこしでも きれいに みえるように、じょうずに かみを ゆって、おけしょうを してあげました。

 「シンデレラ、おまえも おしろに いきたいでしょう。」
 
 「まあ、おねえさま、わたしのようなものが いけるわけは ありませんもの。」

 「そうね、シンデレラが ぶとうかいなんかに いったら、わらいものだわね。」

 でも、おねえさんたちが ばしゃに のって おしろに でかけてしまうと、シンデレラは わっと なきだしてしまいました。

 ほんとうは シンデレラも ぶとうかいに いきたかったのです。


 「なくのは およし。」

 いつのまにか、となりの おばあさんが たっていました。

 この おばあさんは、シンデレラを ちいさいときから かわいがってくれ、おかあさんが なくなってからは、おかあさんがわりに なっていた ひとでした。

 「おしろに いかせてあげるから なみだを ふくのですよ。

 さあ、うらの はたけへ いって、かぼちゃを ひとつ とっておいで。」

 シンデレラは わけが わかりませんでしたが、いわれたとおりに おおきな かぼちゃを かかえてきました。


 「おばあさん、これで なにを するの?」

 「よく、みておいでよ。」

 おばあさんは、かぼちゃの なかを くりぬいて、かわだけを のこしました。

 そして、もっていた つえで かぼちゃを かるく うちました。

 すると ふしぎなことに、かぼちゃが ばしゃに かわったのです。

 おねえさんたちの ばしゃより ずっとりっぱでした。

 「まあ、すてき!

 おばあさんは まほうつかいなのね。」

 シンデレラは おもわず さけびました。


 「さあ、こんどは、ばしゃを ひく うまだよ。」

 おばあさんは、だいどころの すみにある ねずみとりの かごを のぞきました。

 「おやおや、はつかねずみが 六ぴきも かかっているね。

 一ぴきずつ だしておくれ!」

 シンデレラが いわれたとおりにすると、おばあさんは、はつかねずみの あたまを つえで さわりました。

 すると、はつかねずみは、けの つやつやした うつくしい 六とうの うまになったのです。


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