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ソビエト(1) 1/7

第22巻 ソビエト(1)

子どもワールド図書館 第22巻 ソビエト(1)

ソビエトは、アジアからヨーロッパにまたがる世界一広大な国です。日本の約60倍、地球上にある全陸地の約1/6をしめています。この広い地域は、ウラル山脈を境にして、東がシベリア、西はヨーロッパ・ロシア、南は中央アジアに大きく分けられます。

1991年、ソビエト連邦は、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、カザフスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、キルギス、モルドバ、アルメニア、アゼルバイジャン、グルジア、トルクメニスタンの12か国に分かれ、独立国家共同体(CIS)という緩やかな国家連合体となりました。CICの本部はベラルーシの首都ミンスクにあります。ただし中心は、世界一の領土をもつロシア連邦で、旧ソ連がもっていた国際的な権利などを基本的に継承しています。(以下「ソビエト」の記述のコメント省略)

国土の大部分は高原または平原ですが、気候はさまざまです。北部は夏のあいだだけわずかに氷がとけるツンドラ気候、中部はタイガとよばれる針葉樹林地帯が広がる大陸性気候、南部は草原地帯のステップが帯状に続く乾燥気候です。

子どもワールド図書館 第22巻 ソビエト(1)

ソビエトは、およそ65年前まではロシアとよばれていました。15世紀にロシア帝国ができ、17世紀からしだいに領土を拡大させ、19世紀に大帝国をきずきあげました。しかし、農民たちのほとんどは貧しい小作人で、少数の貴族や地主に支配されていました。

子どもワールド図書館 第22巻 ソビエト(1)

「エイコーラ、エイコーラ……」有名なロシア民謡『ボルガの舟歌』は、激しい労働と貧しさに苦しむ農民たちの暴動の高まりのなかで生まれた歌です。舟がボルガ川をさかのぼるとき、舟ひきたちは胸に綱をまいて、牛馬のように舟をひきました。帝政ロシア時代のしいたげられた人びとのくらしが象徴されているようです。

子どもワールド図書館 第22巻 ソビエト(1)

第1次世界大戦中の1917年に、ロシア革命がおきました。革命の指導者レーニンにひきいられた労働者と農民が、当時の都だったペトログラードの宮殿を攻撃したのです。この革命によって世界ではじめての労働者と農民による社会主義国、ソビエトが成立しました。

ペトログラードは1914〜24年までのレニングラードのよび名です。
1991年、住民投票により、「サンクトペテルブルク」に改称しました。

 
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